なぜ駅や道端で吐くのか

閑話休題
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なぜ駅や道端で吐くのか、という問題に対する考察。

なぜ吐いてしまうのかというと、直接の原因は99.9%酒の飲みすぎで気持ち悪いからであろう。

そこではない。なぜ駅や道端で吐いてしまうのかだ。もっと吐くべき場所があるだろう、ほら、あれだ、トから始まってレで終わるところ、通称トイレだ。

先週末飲んだ帰り道、 原田が乗る地下鉄沿線では比較的珍しいことだが、地下鉄の車内で一人、地下鉄を降りて改札を出たところで一人、まる子ばりに顔が青ざめ、生気を失っている青年を見かけた。

いずれも年の頃20代。まだまだ大人の飲み方がわからなかったのであろうか、それとも不本意ながら周りに強制されて身体の限界値を超えた飲酒をしてしまったのであろうか、いずれにしてもリバース寸前とお見受けした。

彼らは無事自宅、もしくはそこいらのコンビニのトイレまでたどり着けたであろうか。もしくは、たどり着く前にSOSOしてしまったのであろうか。

なぜ駅や道端で吐いてしまうのか。

若さゆえ、自身の限界値を測りかねてしまうのは仕方なかろう。何事も経験である。

しかしだ。

お店のトイレで吐けばいいではないか。トイレットペーパーの一ちぎりでも水面に浮かべて、そこにリバースすれば、跳ね返りによる洋服への被害もなく、気持ちもすっきりして世は事もなしではないか。

吐いてそれでもまだ辛ければそのままトイレで休んでいればいい。もしかしたら同席していた異性に優しく介抱してもらえるかもしれない。少なくとも扉一枚隔てて仲間たちがいるのだ。孤独ではない。

駅や道端で苦しむ姿は見苦しい。

わからないではないのだ。飲んでいるときは何ともないのであろう。話も弾み、テンションも高い。おれってこんなに飲めたっけ?と思うくらいスルスルとアルコールが摂取できてしまうのだ。

しかし、一度テンションが下降局面に入ると、脳ミソが「え、ちょっとまって、いつの間にこんな飲んだんや?」となるのだ。一人時間差攻撃が決まった瞬間である。

トイレに立った時に決まるならいい。上述の通り、扉一枚隔てて籠城ができるからだ。

問題なのは、テンションマックスの状態で店を出て、仲間と別れてしまった時だ。地獄の一丁目の始まりである。

待ち受けるは、徒歩、階段、電車という3つの難関である。

徒歩という名の揺れでまず小さな異変を察知する。駅につき、階段をおりるところでSOSOメータが上がり始めるのを感じるものの、自宅ぐらいまでなら大丈夫だろうと脳内で楽観論を振りかざす。

ここでトイレに駆け込んでおけばよいものを。

電車に乗り込んだ瞬間にSOSOメータ急上昇である。普段は眠気を誘う心地よい揺れが、この時ばかりはその破壊力の大きさに慄くばかりである。

結果、人に迷惑をかけてはいけないと幼少のころから教え込まれた日本人の為せる業か、電車に乗っている間は耐えきるものの、電車を降りた瞬間に試合終了となるのだ。あるものは改札階に向かう階段上で、あるものは改札を出て駅出口までの間に、またあるものは駅出口を出た瞬間に。

若人よ。トイレに立ちなさい。したくなくてもだ。ダメージが蓄積していないうちに。ダメージが小さければものの15分ほども休めばまた楽しい団らんの輪に戻れるのだ。醜態を見せずに済むのだ。

編集後記

またつまらぬものを書いてしまった。

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