Excelでセルの書式が変更できないのを何とかする方法

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この記事は約3分で読めます。

意外に知られていない素人臭いExcel講座です。

今回は、セルの塗りつぶしや文字の色、文字の大きさやフォントなど、

セルの書式を変更しようと思った時に、

なぜか変更が反映されないのを何とかする方法です。

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症状説明:セルの書式が変わらない!

症状を説明します。

Excelで表を作って、体裁を整えようとして、

黄色く塗られているセルの塗りつぶしを、

“塗りつぶし無し”にしようとしたところ、

なぜか色が黄色のまま変わりません。

何度押しても変わりません。

他の色に変えようとしても駄目です。

試しに、塗りつぶしではなく、

文字の色を変えてみると問題なく変わってくれました。

文字の大きさも大丈夫のようです。

塗りつぶしだけ色が変わってくれません。

どうしたのでしょう。

Excelファイルが壊れてしまったのでしょうか。

原因は条件付き書式

この症状の原因は”条件付き書式”にあります。

条件付き書式とは、セルの状況が、ある条件に合致した時に、

通常の書式に優先して、

予め設定された書式が反映されるようにするものです。

これは元々何のためにあるかというと、

表の異常値を発見する時などに使います。

例えば、日別の売上の推移表を作っていて、

通常ならば軽く20万円は売上があるはずのところ、

10万円以下の日があったとしたら、

原因を究明すると決めているとします。

このような時、売上を入力する列なり行なりに、

この条件付き書式を設定して、

100,000以下の数値が入力されたら、

塗りつぶしを黄色にしてわかりやすくする、

といったような使い方をします。

この条件付き書式でやっかいなのは、

条件付き書式が設定されているかどうかが、

ぱっと見でわからないということです。

特に、他人から受け取ったり引き継いだりしたExcelファイルの場合、

一見どのような条件付き書式が設定されているかはわかりません。

というか、おそらく他人が作ったExcelファイルを開けて、

最初に条件付き書式が設定されているかどうかを、

確認する人は極めて少数派でしょう。

なので、実際に書式が変わらないという場面に遭遇して初めて、

条件付き書式が設定されていることに気づくというのが大半です。

解決方法

では具体的な解決方法です。

条件付き書式の設定は下図のところにあります。

問題が生じているセルを選択しながら

“ルールの管理”に進むと以下のような画面になりますので、

ルールを選択して、”ルールの編集”を押下します。

すると、当該ルールの詳細が表示されます。

この場合、

「0~10の数値が入力された場合に、黄色でセルを塗りつぶす」

と読みます。

なので、このセルに”3″が入力されている以上、

どうやっても塗りつぶし色を変えることはできなかったということです。

というわけで、どのようにすれば解決するかというと、以下の二択です。

  1. 条件付き書式を削除する
  2. 条件付き書式のルールを変更する

1は簡単です。

ルールの管理に戻って、ルールの削除ないし停止をするだけです。

2の場合は”ルールの編集”から、

条件を変更するか、適用する書式を変更してしまいましょう。

条件を変更するというのは、

例えば、”3″は異常値ではなく、

本当の異常値は”5~10″にするといったようなケースです。

適用する書式を変更するというのは、

今回は黄色が塗りつぶし色として選択されていますが、

入力された数値が”3″の場合には、

塗りつぶし色は”無し”にするという風にです。

以上、条件付き書式が悪さをしている場合の解決方法でした。

条件付き書式の詳しい使い方についてはまたの機会に。

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