独立開業するとお付き合いする人がガラッッッと変わります。変わりました。
監査法人の人材の均一性
監査法人に勤めていた時にお付き合いする人達というのは、自分と同じ境遇の人達ばかりです。
普通の会社であれば、仕事の内容でいうと、営業、製造、研究、経理、人事等々。経歴でいうと、高卒・大卒、新卒・中途。ところが監査法人の場合は、右向いても左向いても、上向いても下向いても会計士ばっかりです。
監査法人ですから。
会計士しか採用しませんから。
会計士になる人というのは、経歴も似ていますし、監査という仕事内容も同じです。
受け持っているクライアントが違うだけで、価値観や考え方も似通ってきます。思うに、監査法人は、ダイバーシティ(多様性)という概念とは根源的に親和性が低いのだと思います。
刺激不足
そういう組織に長期間勤めていると何が起こるか。
脳味噌が腐ります。
長期間同じような仕事、同じような付き合いをしていると、脳が柔軟性を失って、発想が貧困になります。
監査法人の中で生きていくだけなら、それほど気にすることではないのかもしれません。なぜなら、問題なく仕事は進められる(進められてしまう)からです。
これは自分の性格に起因する部分が大きいのかもしれません。
事実、監査法人の中には、何年そこにいてもずっと活き活きとしていて、
脳味噌がグジュグジュになっているようには到底見えない人もたくさんいます。
しかし原田の場合はそれに気づいた時に、その状態を良しとしませんでした。
というより、脳が別の刺激を必要としていると感じました。
刺激を補給するには
たぶん2年前(2017年の中頃)ぐらいのことかと記憶しています。
原田は仕事場の外にその刺激を求めることにしました。(たぶん、上で書いた活き活きとしている人たちも、何らかの形で刺激を補給しているのではないでしょうか。)
・PTAの副会長をやりました。
・自宅の地域の 氏神様を祭る神社の青年会に入り、
お祭り等、神社のイベントのお手伝いをしています。
・ 息子の保育園のおやじの会の代表をやっています。
なんでそんなめんどくさいことをわざわざ…と思われる方もいると思いますが、
原田にとってはどれも大正解でした。
これらの活動の中で出会う人たちは、
正に監査法人では出会うはずのなかった人ばかりでした。
原田が監査法人退職の気持ちを固めたのはたしか去年(2018年)の9月頃。
独立開業を見越してそういう活動をしていたわけではないのですが、
今となってはやっててよかった公○式。
これからもどんどん新しい刺激を注入し、
新たな世界を切り開いていきたいと思います。
編集後記
冒頭画像は2月に受験した「第一回知識検定」の合否結果です。
(元)東大王の伊沢氏が受けるということでクイズ界隈では話題になっていた、
制限時間5時間、問題数1000問のスーパーマゾテストです。
ギリギリアウトかと思っていたのですが、運よく合格することができました!
これも「刺激」です。
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