【散財】日本のゴールデンウィークの問題点【万歳】

閑話休題
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ゴールデンウィークも明日で終わりですね。
社会人になって初めての、しかも史上初の10連休を過ごしてみて・・・

前にも書きましたが、原田は24歳で公認会計士になって以来、
11年間監査法人で監査職に就いていましたので、
社会人になって以来ゴールデンウィークにまともに休みをとったことはありませんでした。

ということで、今年は原田にとって初めてのゴールデンウィークだったわけですが、
実際に経験してみて、これは社会的問題を孕んだ休みなのではないかと思いました。

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飛翔する福沢氏

まずお金に関してですが、10連休を有意義に使いきる財力のある人がどれだけいるのでしょう。

休みということは時間がたっぷりあります。休みですから。
時間があるもんですから何かをしよう、したいということになるわけですが、
今日の日本では何をするにもお金がかかります。
どこに行ってもありとあらゆる名目でお金を使わされます。
交通費、駐車場代、入場料、アトラクション、拝観料、食事、お茶、お土産、etc・・・

しかも、繁忙期価格&観光地価格で。

2,3日の休みであれば、お財布へのダメージも許容範囲なのかもしれませんが、
これが10日間となると、仕事はしていないのに、お金は出ていくばっかりということで、
10日間全部に何かしらの予定を入れられる人というのは相当の財力のある人でしょう。

今の日本では休むのにもお金がいるのです。

すり減るHP

加えて、もはや原田が説明するまでもありませんが、どこに行っても人人人人人人人人人人。
遠くへ行っても人人人。近場でも人人人。

ゴールデンウィークという国民共通の休みだからそうなるのは当然と言えば当然なのですが、
お金を使わされた挙句、人混みに揉まれてどこが休みなんだという感じです。

どこかへ出かけるのだからお金がかかること自体は仕方ないにしても、
馬鹿高い航空券を買わされ、馬鹿高い宿泊費を払わされ、行列にひたすら並び、、、
もはや休みでもなんでもなくて、苦行ですよ。

で、今日のメインテーマです。

「なんでこんなことになってるのか、もういやや」

結構な割合の人がこう思っているのではないでしょうか。
なんで辛い思いをして休まなければならないのか。こんなことだったら働いている方がマシ。

海外に目を転じると、すくなくとも原田の知りうる限り、中国の春節を除いて、
長期休暇の過ごし方が問題になっているということは寡聞にして聞いたことがありません。
ヨーロッパを例にとると、1ヶ月ほどの長期休暇をとってのんびりと過ごしている風ですよね。
あくまでイメージですが。

なぜなのか。

原因は、日本人の大半が同じ時期に休んでいるからです。
少し調べてみたところ、2019年の日本の祝日は22日あるそうです(国民の休日を含む)。
実はこれ、世界的に見るとめちゃくちゃ多いんです。
例えばイギリスやオランダなんかは2019年の祝日数たった8日です。

じゃあイギリス人やオランダ人が全然休んでないかというとそんなわけなくて、
有給休暇消化率が極めて高いため、トータルで見ると日本人より余裕で多く休んでいるのです。

これらの事実からわかることは、日本人は強制的に特定の日に休まされているということ。
一方、海外勢は、自分の好きな時期に休みをとり、のんびりと過ごしているということです。

各人が好きな時期に休みをとるということは、
当然、特定の日に観光地が激混みするということもあり得ません。

特定の日に休む人が集中するということは、休む側だけでなく、
それをもてなす側にも大きな負担がのしかかります。
特定の期間のためだけに多くの人を雇い、操業度を上げなければなりません。
また、普段は使わないリソース(駐車場や機械)を無理してキープしておかなければなりません。
なぜなら、繁忙期に十分な顧客対応ができないと機会損失となってしまうからです。

日本人はどうしたらいいのでしょうね?
おそらく、日本という国の休日の仕組みが劇的に変わることはないでしょう。
というかむしろ、まだまだ連休を増やそうとしている風まであります。

そうすると、個人が取り得る手段は、自分が経営者になって好きな時に休むことか、
もしくは有給休暇をしっかりととれる会社で働くことぐらいでしょうか。

なかなか悩ましい問題ですね。

そもそも日本人のサラリーマン率は90%です。
しかも有給休暇の取得率が50%未満でずっと推移していて、
このままでは2020年の目標取得率70%達成はおそらく不可能でしょう。

とりあえず誰か、人混みに行かずに長期休暇をのんびり過ごす術を知っている人、
是非是非教えてください。

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