本の内容が頭に入ってこないのは結論に至るレールが敷かれていないから!

ビジネス
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生産性に関する書籍を読んでいます。

固定観念から生まれる無駄な作業や、古い因習に囚われた意味の無い作業が原田は大嫌いです。

それで、この本はそういった原田が嫌いなものをしばき倒してくれるのではなかろうかと思い、ひょいひょいっと買って読んでみているのですが、これがどうにもこうにも頭に入ってこないんです。

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本は読んでもらえて初めて意味を持つ

もう、びっくりするぐらい頭に入ってこないんです。

もっとも、後から確かめてみると、著者は「the学者」で、軽めのビジネス本というよりは、どちらかというと「学術本」に近い本なんだと思います。

しかし、本の指向性(誰に向けて書かれているか)ということと、読み手に取ってわかりやすくかかれているかどうかということは、あまり関係ないのではないでしょうか?

本は何のために存在するのかというと、堅い言葉で言えば「著者の考えを世に知らしめるため」でしょう。そうであるとすれば、学術本であったとて、読み手が読み進めにくい内容・書き方になっていたら本末転倒じゃないですか。

最後まで読んでもらえなければ、著者の考えは世に広まりません。ですから、学術本であろうがなかろうが、最後まで読んでもらえる最低限の工夫は必要だと思います。

内容が頭に入ってこないのは結論に至るレールが敷かれてないからだ

内容が頭に入ってこない理由を考えてみました。生産性の話そっちのけで。

字ばっかり

もうね、字ばっかりなんですよ。いや、本なんで字ばっかりなのは仕方ないんですけど、なんかこう、紙面が黒いんですよね。これはおそらく、段落構成の良し悪しとか、そのへんの話なんだと思います。

例示がない

字ばっかりでも要所要所に具体例が示されていたり、図解があったりするともうちょっとスルスルっと読めるような気がします。図や表もたまにあるんですけども、単なる数字の羅列だったりして、「で?」ってなって、オチオチ気が休まりません。

原田の知識不足

もうね、ごめんなさい。

「内容のレール」が敷かれていない

で、これですよ、たぶん。結局のところ著者が何を言おうとしているのかの予想がつかないから、読んでいてすごくストレスが溜まるんだと思います。

なんかこう、探し物をしながら読み進めるみたいな感じです。

一本レールが敷かれていて、烏丸→大宮→西京極→桂→長岡天神と、先の予想ができると、ふむふむ高槻まではあと3駅だな、みたいな感じで安心して電車に乗っていられるのですが、行き先も停車駅もわからない電車なんか不安でしかないですよね。

小見出しで読者に行き先を示せ!

最近のビジネスブックや啓発本はよくできていると思います。200ページぐらいで、ゴールが明確な小見出しが50個ぐらい設定されている本です。

手元にある本を開いてみます。

読みやすい本の小見出し

「企画を軽視してはいけない」

ふむふむ「企画」が大事なんだな。どう大事なんだろう?どういう風に「企画」を立てればいいんだろう

→行き先が分かっているので、不安なくまた想像しながら読み進めることができる

読みにくい本の小見出し

「〇〇と生産性」、「▲▲と生産性」、「××と生産性」

ほうほう、生産性と、〇〇・▲▲・××との関係を論じているのかな?で、言いたいことは?

→行き先が不透明。キーワードだけでは「筆者の言いたいこと」は伝わらず、読み進める作業が荒野を歩くがごとくになってしまう。

ブログの文章も考え方は同じ。他山の石にする。

ブログも読み物という意味では違いありません。読んでもらって初めて価値がある。

そう考えると、適当に自分の思いをバババババッと書き殴っただけの文章はやはり、独りよがりな便所の落書きでしかないのでしょうね。

残念ながらこの手元にある生産性の本(著者の名誉のため特定は避けますが)を読み切ることは無いと思います。しかし、文章の書き方一つでこれほど「読みたくなるVS読みたくなくなる」が分かれるのだと気づかせてくれたという点で、良著でした。

一つ賢くなりました。ありがとうございます。

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